- IKでボーンを動かす -
- IKでボーンを動かす -

今度はインバースキネマティクス(IK)でボーンを動かしてみます。
もちろん、動かす前に重み付けを済ましておいてください。
メニュー[ジョイント]→[IKでジョイントを回転]を選びます。
FKと同じように動かしたいボーンをドラッグさせると、頂点に設定されたジョイント番号と重みによって、オブジェクトも動きます。

・初期姿勢状態


・IKでジョイント8番をドラッグして動かしたところ


IKでボーンを動かすときは、動くボーンは青くなります。
上図では先端のジョイント8番ををドラッグさせたところです。

緑色のボーンがありますが、そのボーンは「IK停止」とされたジョイントから生えるボーンです。
「IK停止」とは、IKで移動させたときに「IK停止」と設定されたジョイントより親ジョイントは、IKが反映されないという事を意味します。
この場合、基準ジョイントが「IKの動きを親ジョイントに伝達しないジョイント」となります。
「IKの動きを親ジョイントに伝達しないジョイント」とは「回転しないジョイント」という意味です。
基準ジョイントが回転しなくなるため、上の画像ジョイント6番が動かなくなり、動かないボーンが緑色で表示されます。
(これは人間でも同様です。肩関節を動かさず、肘関節の座標を移動させようとしてみてください)

「IK停止」と設定したジョイントの1つ子のジョイントが動かなくなり、
それより親ジョイントにもIKの動きが伝わらない
、と覚えてください。

IK停止とするには、[ジョイント]→[IKでのジョイントの回転停止]を選びます。




IKを停止したいジョイントをクリックします。ダイアログボックスが出てきます。



「停止する」を選ぶと、選んだジョイントは「IKの動きを親ジョイントに伝達しないジョイントとなります。
IK停止の設定をされると、ジョイントの1つ子ジョイントの位置はIKで動かしても位置が固定されます。


IKでの回転を初期状態に戻したい場合は、FKと同様のメニュー[ジョイント]→[すべてのジョイント回転を元に戻す]で戻ります。

IKでの回転方法は以上です。
IKで動かした後、細かい部分はFKで動かすということも可能です。
色んな角度からボーンをグリグリ操作してみてください。




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