- TLOファイル概要 -
※TLOファイルはBrightObject version 1.2.0.0より無くなりました。


BrightObjectではTLOファイルと呼ばれるファイルを使用します。
TLOファイルとは「Translate OBJ」ファイルで、名前の通り、OBJファイルを変換したものです。
正確には、OBJファイルの"f"の形状データを使って頂点・テクスチャ座標・頂点法線ベクトルを並び替えたファイルです。
以下にTLOファイルの構造を示します。

[ TLOファイルの構造 ]

men_part_num 適用されるマテリアル属性ごとの面の数
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men_num このオブジェクト全体の面の数
mtllib mtlファイル名

usemtl マテリアル名
v x座標値 y座標値 z座標値
v x座標値 y座標値 z座標値
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vt テクスチャx座標値 テクスチャy座標値
vt テクスチャx座標値 テクスチャy座標値
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vn 頂点の法線ベクトルx成分 頂点の法線ベクトルy成分 頂点の法線ベクトルz成分
vn 頂点の法線ベクトルx成分 頂点の法線ベクトルy成分 頂点の法線ベクトルz成分
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usemtl マテリアル名
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以下、v/vt/vnが続く


[ 解説 ]
OBJファイルとよく似たファイル構造にしてあります。
ファイル構造は上を見ればわかると思いますが、一応解説をいれます。

「men_part_num」
適用されるマテリアル属性ごとの面の数。
要は、同じusemtlのマテリアル属性が適用されるv/vt/vnで構成される面の数です。
TLOファイルでの面は必ず三角面です。
men_part_numは1つのTLOファイル内で適用されるマテリアル属性の数だけ存在します。

「men_num」
1つのオブジェクトを構成する面の数です。
つまり、TLOファイル内のデータで構成される面の数の合計です。(men_part_numの合計値ともいえます)

「mtllib」
MTLファイル名です。これはOBJファイルのmtllibと同じ意味合いです。

「usemtl」
使われるマテリアル属性に付けられた名前を指定します。
マテリアル属性はMTLファイルにて定義されています。OBJファイルのusemtlと同じ意味です。

「v/vt/vn」
それぞれ、頂点座標、テクスチャ座標、頂点の法線ベクトルを示します。
これらのデータの並びは、OBJファイルの"f"を使用して並び替えたものです。
ですから、同じマテリアル属性が適用されるデータの範囲内で、1つめのv、1つめのvt、1つめのvnが対応してます。
また、2つめのv、2つめのvt、2つめのvnも対応してます。このような形で適用マテリアル属性の種類ごとにデータが並んでいきます。

つまり、OBJファイルの"f"を使ってあえて表現するなら、必ず
f 1/1/1 2/2/2 3/3/3
f 4/4/4 5/5/5 6/6/6
・
・
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ということです。


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